子どもたちはタルトを食べたり目にしたりする機会が少ないと感じていました。そのため、タルト製造に携わっている人たちの仕事の様子は見えにくいと考えているようでした。

 だからこそ、子どもが「人」とのつながりを通して、生産の仕事の様子を捉えることができれば、タルトと地域の人々の生活とのつながりに気付くことができるのではないかと思います。

 試食をしたり工場見学をしたり、工場の人の話を聞いたり。子どもたちは、タルト生産の「こだわり」が、どのような意味を持つのか、自分たちとどのようなつながりを持つのか疑問を持ちました。そして、工場で働く「人」とつながることで、その「こだわり」こそが、地域の人々の生活と生産の仕事とを密接に関連付けさせることだと気付くことができました。

 そのような思いで生産されたタルトだからこそ、松山の代表的な銘菓として存在し続け、様々な人たちに選ばれてきたこと、つまり、地域の人々の生活に密接に関連していることに気付いた子どもたちでした。

 さて、3花が、2月7日(金)の研究大会で次にチャレンジするのは・・・「火事からくらしを守る~協力とは?」です。自分たちにできることを考えるためには、今までの仕組みの在り方を、3年生なりに問い直していきます。

 ☆ 社会とつながり、問い続ける子どもの姿を、是非ご覧ください ☆