6年星組では、東京科学大学の先生方と連携し、スマホセンシングを活用した授業改善に関する共同研究を行っています。
今回の研究では、スマホセンシングを活用して、授業中の教師や子どもたちの動きや関わりの様子を捉えます。これまで教師が、子どもたちの表情や発言、ノート、教室内での動きなどから見取ってきた姿に、客観的な情報を重ねることで、授業をこれまでとは異なる視点から振り返り、よりよい授業づくりや指導につなげることを目指しています。
研究当日は、子どもたちと授業者が専用のビブスを着用し、普段と同じように算数の学習に取り組みました。子どもたちは、自分の考えをもつだけでなく、友達のところへ移動して考えを伝えたり、互いの考えを聞き合ったりしながら学びを進めていました。
また、教育実習生の授業においても、スマホセンシングを活用しました。授業後には、実際の授業での子どもたちの姿と、スマホセンシングによって得られた情報を重ねながら、教師がどのように教室内を動いていたのか、どのような場面で子どもたちとの関わりが生まれていたのか、子ども同士の関わりがどのように広がっていたのかなどについて振り返りました。
スマホセンシングによって得られた情報だけで、授業や子どもたちの学びを判断するものではありません。教師が実際に見取った子どもたちの姿や発言、授業記録などと組み合わせることで、授業をより多面的に捉え、今後の授業改善や指導に生かしていきます。
なお、今回の研究では、個人が特定されないようにするなど、子どもたちのプライバシーに十分配慮して研究を進めています。
これまで大切にしてきた教師の見取りや経験に、新しい技術によって得られる情報を重ねることで、教室の中で生まれている学びを、より多面的に捉えることができます。東京科学大学の先生方とともに、スマホセンシングを子どもたちのよりよい学びや授業づくりにどのようにつなげることができるのか、今後も研究を進めていきます。


